十代の初めに・・・こんな本に出逢いたかった。
「ワイドショー的な要素が強いニュースが、テレビや新聞に繰り返し現れた時は要注意。
たいていはもっと重要なニュースから目をそらせる役割を果たしている」。
溢れる情報の中で、何が真実に近いのか?
起こっていることの表層ではなく、その背後に働くもの・深層を解き明かす一冊。
もうすぐ9・11から17年。
久しぶりに読み返し、ここに書かれているような「社会に働く見えにくい力」について、
おとなを含め、十代以上のどれくらいの割合の人たちが知っているのだろう?
とふと思った。
例えば・・・‘米国で、イラク戦争に派遣された若者は(彼等のリクルーターも含め)、貧困層に集中していた。’
その訳は?
‘公立学校の教員が、全国一斉学力テストの回答を書き換え、得点を水増しして報告していた。’
その理由は?
「どうやったら、真実は見えてくるのか?」
・・・その方法と選択肢(インターネット/新聞/テレビ等の使い方)。
日本では、今年は災害も多く、連日そのニュースが多い。
その影で、何が起こっているのか?
(おとなを含め、中学生以上くらいの)まだ読んでいないすべての方に・・・
おススメの一冊です。
2018.9.5
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