変わらない日常1970・・・塚原琢哉さん写真展

魂を感じる生きもの・・・写真の源流*それをも超えた何かが伝わってくる作品の数々(今回は100点)。

拝見した後氣づいたら1時間以上、これまでの写真集も観ながら貴重なお話しを聴かせて頂きました。 

今回の展示は、過去の大戦にまみれることがなかった国々の日常の風景。半世紀前にフィルムで撮影されたものをデジタル化し、全てご自身で作品に仕上げられたもの。

スペインのフラメンコダンサーの舞、水道橋や何氣ない道と空、パキスタンの砂漠地帯にある土と小枝でできた家の風景に惹きつけられ、年老いた女性がお皿を売る風景に安堵するひととき・・・。

版画紙にプリントされた大判の2作品の質感・・・脳裏に焼きついています。

よかったらぜひ、足を運んでみてください。

そして、塚原さんのお話しを聴いてみることをお勧めします。

社会・時代の流れへの鋭い眼差しを持ちながら、その揺るぎない立ち位置*しなやかな生き様が伝わってきます。写真家という枠を超えて、83歳の何とも素敵な人生の大先輩・・・来年の展示も今から楽しみです。

心から感謝

2020年3月16日(月)まで 

11:00-18:30(最終日は17:30)

六本木ストライプハウスギャラリー

港区六本木5-10-33

2020.3.13のこと


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