「五百羅漢像 祈りの継承」展
修復家 長井武志さんの使命*仕事を 写真家 千代田路子さんが数年傍らで観続け
2年程かけて撮影され 今年 展示と写真集にまとめられたという壮大なプロジェクト・・・
作品一つひとつの前に佇み 言葉を失い 氣づけば・・・
何度も何度も 会場を廻っていました・・・
最後に千代田さんから「修復は百年に一度くらい。305体を修復してゆくと、
百年かかる。・・・ということは、ずっと修復が続いている」
とお聴きし 眼を見開きました・・・
千代田さんの以前の写真展のタイトルにも使われていた〝幾重にも〟という言葉が
心の中でこだまするような感覚に・・・
写真であって 写真を超えた 氣配や質感*手触りのようなものが 会場内を巡り
不思議な次元へ導かれるような尊い時間でした・・・
そして 展示とはまた違った何かを発している写真集を購入して知ったのは・・・
表情や佇まいが皆違う「羅漢像はお坊さんの肖像彫刻で、
お釈迦さまのお弟子さんたちなのです」。
これまで出逢ってきた仏像と何かが違い より人間に近いと感じたのは
「如来」「菩薩」「明王」「天」のいずれにも属さない・・・
〝お坊さんの肖像〟だからかもしれません
貴重なこの機会 ぜひご覧ください
2021年12月21日(月)〜26(日)
千代田区一番町25 JCIIビル地下1階 クラブ25ギャラリー
(地下鉄半蔵門線半蔵門駅4番出口から徒歩1分)
深謝
2021.12.21のこと
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