今日午後・・・川崎市生田緑地にある岡本太郎美術館へ
『ちかくてとおい』の上映後、大槌出身の大久保愉伊さん(監督・撮影・編集)と高橋雅子さん(Arts of Hope代表)とのトークを聞かせていただきました。
質問しようか迷ったのですが、沈黙のまま味わえてよかったです。
その後の『槌音』(以前、横浜で観たもの)『つもるち』(大槌のお祭り)も観ました。
3本をこの流れで観ることができたこと、偶然ではないような氣がしています。。。
『ちかくてとおい』で感じたことは・・・
5年経ってようやくこの風景に辿り着き、新しい大槌の新しい町並みが実現するまで、25年、四半世かかるという時間感覚の現実に、少し氣が遠くなるような感覚を覚えました。
わたしは、2013年3月に宮古から花巻まで、知り合いを訪ねて夫と旅をしましたが、その時に見た風景と似たシーンが『ちかくてとおい』に映し出されていました。
盛り土のシーンを横から写した映像では、周りの風景が今は殆ど見えないことに、沈黙が深くなりました。
最後の方に流れていた音楽、大久保さんのお父様が創られたとのことですが、とても深く響いています。
そして、『つもるち』でのお祭りの音を聞き、神々に根源的には護られている過去と現在と未来を感じます。
一方、まだ、大槌では上映されていないそうな。。。
無理のない自然なぺースで、大槌の地に、3本の貴重な遺産が還る日をお祈りしています。
今、いつどこで同じような体験をするかもしれません。
一方、長い歴史の中では、大久保さんが漁師さんから聞いた「3.11はヘドロを全部流してくれ、大槌湾がきれいになるチャンス」という言葉のように、海を根源的にきれいにしてくれたり、人智では理解できないような大きな浄化のパワーが働いているのかもしれない・・・誤解を恐れずに言えば、個人的にはふっとそんなことが内から湧いてきています。御霊が安らかでありますように。
2016.10.23
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